今から2年前に、臨ちゃんは我が家にやってきました。
まだまだ小さなリンちゃんはこの世界のことを何も知りません。何がいいことなのか、何が悪いことなのか分からないのです。
そんなリンちゃんですから、散歩のときにはびっくりするようなことがいっぱいありました。
ある日の散歩中、リンちゃんが草むらでガサガサ、何かをしていました。「リンちゃん、どうしたの?」と聞いてみますと、しっぽを振りながら帰ってきました。
すると、何かを口にくわえていることに気付きました。
見ると、それは何と死んだスズメさんでた。
「そんなもの食べちゃダメだよ!」と言って、すぐに離れさせました。
その後もリンちゃんはかえるさんや虫さん、タバコなどいろんなものを食べようとしましたので、その度に「これも食べちゃダメ」と教えてあげました。
慌ててリードをひきました。
「道路に向かって走っちゃだめだよ」とまた教えてあげました。
きっとみんなも同じようにするでしょう。
リンちゃんがけがをしたり、病気をすることがないように、色んな事を教えてあげるでしょう。
リンちゃんからすれば、したいことができないし、したくないことをさせられるのですから、少し嫌かもしれません。
うるさいなぁと思っているかもしれません。
でも、リンちゃんのことを大切に思っているので、好きにしていいよとは言えません。
今日の聖書の言葉に「掟」という難しい言葉が出てきました。
これは神様とわたしたちとの約束事。
「あなたがたはこういうことをしてはいけない」「あなたがたはぜひこういうことをしなさい」とイエス様は言われることがあります。
幼稚園で捧げる礼拝、ごはんやおやつの前のお祈りも、イエス様がぜひしなさいと言っておられることです。
礼拝なんてつまんない、早くご飯食べたいと思うこと、あるかもしれません。
けれども、神様に愛されていることを知り、食べるものが与えられていること、守られていることを知るのは、私たちにとってとっても大事なことなのです。
神様がいつも一緒にいて守ってくださる。そのことを知っていることが私たちの平和だからです。
今日も神様はあなたに語りかけておられます。
危ない目に遭わないように、嬉しく過ごすことができるように。
神様のお言葉を聞いて、ハイと答えられる私たちになれますように。